セールスエンジニアの日々成長ノート

アイコンは音楽のクレッシェンド記号。クレッシェンドのように右肩上がりに成長したいセールスエンジニアの奮闘記です。習うより慣れろがモットーです。

ストレス発散効果があると言われるマインドフルネスを取り入れる

休息力で実力差をカバーする

こういうと少しダサいですが、ストレスフルな世の中で結果を残すためには何が必要かを考えたときに、能力を高めるのももちろん重要ですが、自分の持っている実力を十分に発揮することが重要と言えます。

そこで、毎日の休息の取り方が重要でその技術としてマインドフルネスがあります。

マインドフルネスとは東洋の瞑想+西洋の科学

これまで「マインドフルネス=瞑想」だと考えていました。スティーブジョブズやアメリカの西海岸のイケてる起業家たちが東洋の文化に惹かれて取り入れた現代風の瞑想というイメージを持っていました。しかし実体は単なるコピーではなく、東洋の瞑想に西洋が科学の考えを取り入れて進化させた休息のための技術群と考えるのが良いようです。

マインドフルネスをWikipediaで調べると次のように記載があります。

今現在において起こっている内面的な経験および外的な経験に注意を向ける心理的な過程である。瞑想およびその他の訓練を通じて開発することができる。
今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることであるとか、特別な形で、意図的に、評価や判断とは無縁に、注意を払うことであるといった説明がなされることもある。

脳は何もしていなくても疲れる

仕事にそれほど集中できなかった日であっても疲労感は残ります。その原因は脳の仕組みにあります。脳は何も考えていない場合でも常に車のアイドリングのように動いているようで、1日のエネルギーのうちの80%はアイドリングで消費されるのです。つまり1日の大半、人間の脳は心ここにあらずの状況なのです。

 呼吸を意識して「いま」に注意を向けるマインドフルネス呼吸法

 なぜ「今」が重要かというと脳のすべてのストレスは過去や未来から生まれるからだそうです。すでに終わったことや、これから起きることに不安に思うので心が今ここにあらずの状態になり、アイドリング状態の脳となりエネルギーが消費されるからですね。そして、「今」に注意を向ける訓練となるのが、自分の呼吸に意識を集中するという呼吸法ということなんですね。

誰でも簡単にできるマインドフルネス

ラベリング

呼吸に合わせて1から10まで数えるだけ。10までいったらまた1に戻ってこれを繰り返す方法です。そのうちに余計なことを考え出すので、そうしたらまた数字に意識を戻すということを繰り返します。

歩行瞑想

歩いているときに自分の手脚の動きや地面に接する感覚に注意を向けるだけ。自分の行動にラベルを貼ることで今に集中できるという方法。

メッタ

自分が慈しみたい人を心にイメージし、それによって起こる感覚や感情の変化に注意を向ける方法。「あなたが幸せでありますように」などのフレーズを心の中で唱える方法。これによってポジティブな感情を育てて、ストレスを改善する効果が得られるようです。

レイジーデイ

月に一度は怠けることに専念するという取り組みです。各自でこれまでの瞑想や読書、手紙を書いたりして過ごすという方法です。

モンキーマインド解消法

駅のプラットフォームにいて、そこに電車が入ってくることを想像します。中にはサルの乗客が乗っていて、電車がホームに停車するが自分はホームに留まり中には乗り込まない。しばらくするとサルの乗った電車が去っていくことを想像します。

これが、自分が傍観者で雑念に惑わされないトレーニングとなるそうです。

怒りに対処するRAIN

  1. 怒りが起きていることを認識する(Recognize)
  2. 怒りが起きている事実を受け入れる(Accept)
  3. 身体に何が起きているかを検証する(Investigate)
  4. 怒りと自分を同一視せず。距離を取る(Non-Identification)

レジリエンスを鍛えるエクアニミティ

呼吸に注意を向け、不安に思っていることを心に思い描く。不安が呼び出されたら、「世の中はそういうものだ」「どんなこともありのまま受け入れられますように」と繰り返す。

薪木を燃やし続けるためには、薪木の間の空間が欠かせない。それこそが休息

常に競争にさらされているビジネスマンはちょっとしたきっかけで脳に疲れを溜め込み、炎を燃やせなくなる。その場しのぎの休息ではなく、マインドフルネスという科学に基づく休息をすることが重要ということですね。